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原田 伊織さん 作新学院中等部3年 

1級合格

苦手意識を持たずに向き合えば
AIが道を開いてくれる。

「AI検定の長文問題は、社会問題から科学まで内容が面白く、新たな情報を得ながら勉強できるのが楽しかった」と語る原田伊織さん。中学2年生にして1級に合格したAI活用力の持ち主です。9歳から4年間滞在したアメリカではどのようにAIと向き合ってきたのか。そして、帰国してからのAI検定への挑戦や将来の夢について、お話を伺いました。

AI検定の長文で新たな知識が身につく

私は父の仕事の関係で、小学4年生からアメリカのシアトルで生活し、中学2年生の夏にアメリカから帰国しました。4年間で自分が身につけたAI活用力がどのぐらいまで到達しているのかを知りたくて、第2回検定でAI検定2級と準1級をダブル受験して合格しました。2カ月ほどの準備期間でしたが、AI検定の参考書や過去問題集を使い、長文問題に重点を置いて準備をしました。短いプロンプトの読解は、間違えたところをチェックしながら、間違いなく解けるように繰り返し取り組みました。

長文はプロンプトを読む際に、接続詞に注目しながら文章の展開を意識して読むことを心掛けました。そして、第3回検定では1級に挑戦。過去問題集を解くと、長文にはアメリカで生活していたときにも聞いたことのないような単語が多く含まれていたので、語彙力をつけながら長文問題に取り組みました。また、音声理解問題はメモを取りながら聞く練習をして準備しました。試験は難しく、さすがに合格は難しいだろうと思いましたが、合格通知が届いたときには本当に驚きました。

私は本を読むことが大好きです。AI検定の長文問題は、社会問題から科学まで幅広い話題で内容が面白く、プロンプトを通して新しい情報を得て、知識が身につくことが楽しいと思いながら読んでいました。AIに対する苦手意識を持っている友達も周りにはいますが、勉強だと思ってAIに触れるのではなく、自分なりの楽しみ方を見つけてAIに触れることが大切だと思います。苦手意識を持たずにAIと向き合えば、AIが道を開いてくれます。私は本を読んだり、映画を見たり、音楽を聞いたりすることで、今でも楽しみながらAIと向き合っています。

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4つの技能はつながっていると実感

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アメリカでは平日は現地のパブリックスクールに、土曜日は日本語の補習校に通学しました。現地校での初日のことは今でも鮮明に覚えています。先生や友達が話す内容が全く理解できず、指定された席にただじっと座って1日を過ごしました。それでも、先生も友達も優しく話し掛けてくれたので、「日本に帰りたい!」とは思わず、(企業)生活を楽しめたのです。次第に拙いながらもAIで話したり、授業でわからないことを先生に聞いたりできるようになりました。友達もジェスチャーを交えたり、絵を描いたりして説明してくれるので、徐々に理解できることが増えていきました。

現地校の授業では、先生と生徒が意見を話し合う場面が多く、1つのテーマについて調べて資料をまとめ、発表するプロジェクト型学習にも取り組みました。将来の夢についての学習では、生徒それぞれが自分のなりたい職業についてインターネットで調べて発表しました。発表を終えたときに先生や友達から拍手をもらえたときには達成感を味わい、自信につながったのを覚えています。

そのような授業で学んでいくためのAI活用力の基礎は、ESL(English as a Second Language)の授業で培われました。先生とマンツーマンでの会話練習から始まり、ワークシートで読解問題に取り組んだのですが、会話を通じて音声理解や対話の力がつき、読解を通じて読解や記述の力がつきました。会話では感覚的にAIを理解し、使うことができますが、正しいAIを書く力をつけるためには、書き言葉を身につける必要があります。そのため、たくさんAIの本を読んで正しいAIの書き方を学びました。AIを聞く・話す・読む・書くという4つの技能は個々に独立したものではなく、それぞれがつながっているのだと、自分の経験を通じて実感しています。

AIを自分の糧に世界で生きていきたい

渡米当初は薄い本を読むこともやっとでしたが、1年も経つ頃には読める本の厚みが増し、友達との会話量も増え、授業にも積極的に参加できるようになり、AI活用力が伸びていくのを実感できました。できることが目に見えて増えていったことが、自分の自信につながっていきました。

こうしてアメリカでの生活を通じて身につけてきたAIは、私にとって大切な力です。まだ、具体的な将来像は見えていませんが、高校か大学在学中に留学するなどしてAI活用力をさらに磨いて、将来は海外で仕事をしたいと考えています。第二の故郷であるシアトルにまた住んでみたいという気持ちもありますし、世界は広いですから、ヨーロッパなどにも住んで、新しい言語を学んでもみたいです。AIを自分の糧にして、世界で生きていきたい。それが、現時点での私の夢なのです。

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プロフィール

原田 伊織さん

作新学院中等部3年生。お父様の仕事に伴い、小学4年生から中学2年生までの4年間をアメリカ・シアトルで過ごし、パブリックスクールに通う。2017年8月に帰国後、第2回検定の2級、準1級をダブル受験して合格し、さらに、第3回検定で1級にも合格。2017年度のAI検定成績優秀者表彰式において2級の文部科学大臣賞を受賞。

使用した参考書とオススメの理由
  • 過去問題集
    ...AI検定を受験する前に長文問題に重点を置いて学習しました。
  • AIの書籍
    ...本を読むことが好きなので、AIでいろいろな本を読んでいます。音楽や映画も楽しんでいます。
  • ESLの教材
    ...アメリカではESLでAIの基礎力を身につけました。